【動画編集】Davinci Resolve 16 での手振れ補正
撮影した動画を編集しようとすると、思った以上に手振れしていることはよくあります。
そこで、撮影した後で手振れ補正をかける方法を紹介します。
今回はDavinci Resolve 16という無料のソフトでの方法を紹介します。
手振れ補正の効果
まずは処理前後の動画を見てください。とても簡単な操作で、このくらいの効果が得られます。
揺れがかなり軽減できているのが分かると思います。
また、ヤドカリの大きさにも注目してください。
補正後は画面周辺がクロップされるので撮影時よりも拡大されてしまいます。
それでは実際の手順を紹介します。
手順
データの取り込み
これは他のサイトで多く紹介されているので、調べてみてください。取り込みが完了したら、タイムライン上へドラッグします。
以下のような画面になっているはずです。
(オーディオがあっても問題ありません。)
処理の準備
以下の手順でシリアルノードを追加します。- 「カラー」タブをクリック
- 右上にあるノードを右クリック
- 「ノードを追加」の中の「シリアルノードを追加」をクリック
以下の手順で対象エリアの選択を行います。
- 画面中央の「ウィンドウ」タブのアイコンをクリック
- その下にある四角い図形をクリック
プレビュー画面上に四角い枠が出現するので、範囲を広げます。
必要に応じて左上の拡大率(以下のスクショでは18%と表示)を変えます。
さらに設定が続きます。
- 画面中央の「トラッカー」タブのアイコンをクリック
- 「ウィンドウ」をクリックして選択
最後の設定を行います。
- 赤い線が右側などにあれば、ドラックして再生位置を先頭へ移動
- 「範囲指定」にチェックを入れる
- 「再生開始」のアイコンをクリック
これで解析が行われ、準備完了です。
(先ほど操作した四角い枠は変形しますが問題ありません)
スタビライズ処理の実行
以下の通りスタビライザーを選択します。「スタビライズ」をクリックして処理を開始します。
以下のウィンドウが現れ、処理が進みます。
動画ファイルの出力
「デリバー」タブから動画ファイルを出力します。これも他のページが詳しいので調べてみてください。
まとめ
揺れが大きいほど実際の解像度は落ちてしまいます。補正の効果は絶大ですが、可能な限り三脚を利用してブレを抑えた方が良いのは間違いないですね。
「良い被写体に遭遇したけど三脚がない・・・!」という場面の応急処置などで活用してみてください♪